会社側に使用者責任や安全配慮義務違反が成立する場合には、会社側に対して損害賠償を請求することができます。
このような損害賠償問題の解決方法には、主に①示談交渉と②裁判の2つがあります。
通常は、まずは会社側との示談交渉を試みた上で、示談交渉による解決が困難である場合に裁判を提起する形を取ることとなります。
示談交渉では、早期の解決が期待できますが、被害者・会社側の双方が一定の譲歩をすることが前提となります。
裁判を提起する場合には、解決までに半年~1年、ケースによってはそれ以上の時間がかかることとなりますが、裁判所が会社側の損害賠償責任の有無および金額を中立的な立場から確定してくれます。
会社側に対する損害賠償請求の可否については、専門的な判断が必要となることが少なくありません。
また、賠償額の算定についても、複雑な問題が多々あります。
会社側との示談交渉には手間・労力と精神的負担を伴いますし、法律の専門家ではない方が裁判手続に適切に対応していくのは困難でしょう。
会社側への損害賠償請求については、労働災害(労災)の問題に詳しい弁護士のサポートを受けられることをお勧めいたします。
当事務所の弁護士は、労働災害の問題について豊富な対応実績がございますので、ぜひ一度、お気軽にご相談いただければと存じます。